Compositor: Não Disponível
手に入れるために
手のひらは空っぽにした
仕方ないことなんだって
言い聞かせてたんだ
天秤にかけて
失った後に落ち込んだ
何も間違えてなんか
いないはずなのにな
いつしか両手で抱えても
こぼれ落ちてしまいそうなほど
捨てられないものが増えてきたな
背を向けたままで泣かないでよ
悲しみだけを数えないでよ
五線譜の上に書いた手紙
声のかぎり叫ぶんだ
秒速340メートル
遅れたけど今会いにきたよ
逃げなかったっていう記憶に
変えるために
生きていくんだ
自分の大きさを
知るのが怖くて
出口のない迷路でも
居心地はよかったんだ
傷口を見たら
思い出してしまいそうだから
剥がせない絆創膏も
当たり前になってきた
自分は特別なんだと
本気で信じていたあの頃
なんでもできる僕が主人公だ
そんなわけないよな
明日になっても変わらないよ
それでも僕ら足掻いていくんだ
きっといつかと願いながら
見えない出口を探している
秒速340メートル
消えないように何百回も
言えなかったっていう記憶に
ならないために
顔を上げるよ
誰かが決めた当たり前
僕らは同じはずなのに
誰かと比べたがる
もうわからないよ
夢中になればなるほどに
忘れてしまう
大丈夫だよ僕も同じだから
秒速340メートル
君に届くまで
背を向けたままで泣かないでよ
悲しみだけを数えないでよ
五線譜の上に書いた手紙
声のかぎり叫ぶんだ
秒速340メートル
遅れたけど今会いにきたよ
逃げなかったっていう記憶に
変えるために
生きていくんだ
詩にしたら言えた言葉
声にしたら見えた心
今の僕の精一杯を
汚い文字で残しておこう
笑いながら泣いたことも
泣きながら笑ったことも
何一つ間違いじゃないよ
だからもう
後悔しちゃダメなんだ